About QOLF

History of Quality of Life Foundation

2007年、アメリカ人ジャーナリストが自らの乳がん経験を綴った著書『Why I wore lipstick』が全米でテレビ映画化され、日本でも『私が口紅をつけた理由』というタイトルで翻訳出版されました。原作のドラマはエミー賞にもノミネートされ、全米の女性の心に感動を与え、アメリカでの乳がん啓発活動の大きな原動力の一つにもなりました。

この本の翻訳出版にあたり、著者は日本での更なる啓発のために、新しいピンクリボンのシンボルを求め、デザインを提供した本法人の設立者であり理事長の鈴木裕子により、乳がん予防を提唱する講演とディナー・パーティーがチャリティー・イベントとして開催され、大きな反響を呼ぶこととなりました。

第1回チャリティー・パーティーを機に、任意団体PINK BEAUTYが立ち上げられ、専門医による乳がん予備知識の啓発を始め、乳がん治療に携わる医科学研究者への支援を行って参りました。これまでのチャリティーによる収益は、日本パスツール協会、日本乳癌学会へ奨学金として寄付され、医科学研究者の海外での研修資金として活用されました。

その後、団体は2014年10月に特定非営利活動法人Quality of Life Foundation「医科学研究者国際活動支援協議会」として新たなスタートを切りました。これにより、活動内容も本法人の目的を直接的に達成させる活動に注力し、2015年度は、乳がんをはじめとする女性疾患に関わる最先端医療の発展を早期に実現させるため、日本に海外の専門医を招聘し、医療技術交流による研鑽をサポートしたところです。

これまで、乳がん治療の発展に貢献してきた経験を基に、2019年度に、より幅広い医療の発展に寄与するため、一般社団法人へ移行いたしました。

今後は、各国大使館、医療機関より、ご推薦頂いた専門医の海外派遣と本邦研修を通じて技術協力と先端医療の研究、医学教育の向上にかかる事業を推進していく方針にあります。

民間基金の特性を生かし、スピーディかつ選りすぐられた人材の招聘と派遣による効率的な技術発展を標榜するとともに、より親密な国際交流、その過程で人々が関わることによる各国間の文化交流の促進に寄与し、人々の健康と生活の質の向上の実現に向けて活動して参ります。

なお、一般社団法人Quality of Life Foundation医科学研究者国際活動支援協議会の役員・スタッフは全員無給で活動しています。

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